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2013年度の温室効果ガス排出量は14億800万トン

環境・エネルギーに関わる人間にとって、最も重要なデータが公表
されました。
 
2013年度の温室効果ガス排出量(確報値)は、14億800万トンで、
前 年比1.2%増、2005年比0.8%増、1990年比10.8%増でした。
 
温室効果ガス排出量のうち、CO2排出量は13億1100トンで、93.1%
を 占めます。
 
この排出量は、エネルギー起源と非エネルギー起源とがあります。
ひと言で言うと、エネルギー起源CO2というのは、化石燃料を燃や
し た結果発生するCO2のことです。
 
このエネルギー起源CO2は、2013年度のエネルギー需給実績(実績)
から、12億3500万トンですので、エネルギー起源CO2は、CO2の全
排 出量の94.2%、温室効果ガス排出量の87.7%となります。
 
つまり、温暖化をもたらすと言われる温室効果ガスのほとんどは CO2
であり、その中でも、化石燃料由来のCO2であると言えます。
(もちろん、これは国によって異なります)
 
温室効果ガス排出量(確報値)では、産業・運輸・業務ビル・家庭
といった部門別の排出量も明らかにされます。 今年度初めて家庭部
門の排出量が減少しましたが、依然としてオフィ スビルなどからな
る業務その他部門は9.9%の増加となっています。
 
石炭火力の増加により、電力のCO2排出係数が大きくなっており、
他 の部門と比較して電力の使用割合が高いことが影響しているので
は ないでしょうか。
 
今後、年末のCOP21にかけて様々な議論がされるかと思いますが、
ファ クトを押さえ、自分なりのスタンスをもっておきたいですね。
 
環境省_2013年度(平成25年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について(お知らせ)
2013年度の温室効果ガスの総排出量(注2)は14億800万トン(二酸化炭素(CO2)換算)で、前年度比1.2%増(2005年度比0.8%増、1990年度比10.8%増)でした。 ...

 
平成25年度(2013年度)エネルギー需給実績を取りまとめました(確報)(METI/経済産業省)
平成25年度(2013年度)の最終エネルギー消費は、前年度比1.0%減と3年連続で減少しました。部門別に見ると、企業・事業所他部門が同0.1%減、家庭部門が同2.6%減、運輸部門が同2.4%減でした。 ...