あなたのエナジーデザイナー

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太陽光発電設備を巡ってきました

太陽光の爆発的な導入が続き、今春再エネ比率が80%を超えた九州。
今秋には、本土で出力制御が危惧されています。
 
 
9/17,18の2日間で、太陽光に詳しい電気管理技術者の方と廻りましたが、その実態に初めて接し、愕然としました。
 
間違っているかもしれませんが、戦後復興期に制定された建築基準法・建設業法を受けて、大量の住宅が供給されたように、FIT法により、これまで曖昧だった手順が確立されたため、一気に導入が進んだように感じました。
 
買い取り価格が「破格」だったこと、リードタイムが超短期だったことが、ソーラー偏重になったことは周知の事実。
 
FIT法成立に向けて、小委やTFなど多数設置され、その検討内容をウォッチしていたこともありましたが、制定ありきの出来レースだったように記憶しています。
 
杜撰な施工、保守管理体制の不在、所有者不明、地元配慮皆無.. 
 
今、こうやって答え合わせがされているのかもしれません。
 
 ★☆★
 
大量に導入された住宅は、空き家問題を抱えています。
所有者不明のため取り壊せない。
傷んだ家屋は、台風などにより、容易に崩壊、近隣に被害をもたらす。
 
買い取りは20年で終了しますが、設備は残ります。
発電し続けます。正常な形では無いかもしれませんが。
 
太陽光が同じ道を辿るように思えてなりません。
政府は、メガソーラーの「終活」を加速させて欲しいものです。