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グローバル企業で採用進むカーボンプライシング

先週公表された2015年版CDPレポートには、企業内でカーボンプライシングを採用している企業の一覧が掲載されています。
 
「カーボンプライシング」とは、CO2を始めとする温室効果ガスは、その排出によって地球環境に負荷を与えているとし、そのコストを付加しようというもの。各国で導入が進む炭素税などがよい例ですが、それを社内的な取引に活用しているのですね。
 
How Do Companies Put a Price on Carbon? | World Resources Institute
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これによると、企業数は2014年の150社から437社へと約3倍となっています。特に、アジアは約10倍と突出しており、マツダや日産が例に挙がっている他、今後2年間に採用を予定している企業は400社を超える模様です。
 
生み出された資金により、温暖化によるコストやリスクを低減し、企業の低炭素化への移行を目指す「カーボンプライシング」は世界的な潮流であると考えてよいでしょう。